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アキュラホームとIKEA、横浜から持続可能な新しい「SDGsハウス」発信
アキュラホームとIKEA港北店が連携し、SDGsに貢献する住まいや暮らし方を、「SDGs ハウス」として横浜から発信する。場所は横浜市都筑区のハウジングメッセ港北インター住宅公園内・アキュラホーム展示棟の木造住宅「キラクノイエ」[写真拡大]
持続可能な開発目標「SDGs」(エス・ディ・ジーズ/Sustainable Development Goals)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された2016年から2030年までの国際目標だ。持続可能な世界を実現するための「17のゴール」と「169のターゲット」で構成され,地球上の誰ひとり “取り残さない”(leave no one behind)ことを誓った接続可能で多様性と包摂性ある社会を目指す価値観である。
SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)な達成目標であり,日本も積極的に取り組んでいる
今回、「SDGs未来都市」を掲げる横浜市未来都市推進課「ヨコハマSDGsデザインセンター」がコーディネーターとなって、木造注文住宅のアキュラホームとイケア・ジャパンIKEA港北店が連携し、SDGsの「17ゴール」に貢献する住まいや暮らし方を、『SDGsハウス』として提案、横浜から発信した。
8月2日から9月30日まで、神奈川県横浜市都筑区のハウジングメッセ港北インター住宅公園のアキュラホーム展示棟の木造住宅「キラクノイエ」で一般公開される。
具体的には環境に配慮した木材CLTを使ったアキュラホームの木造住宅「キラクノイエ」が建つ住宅展示場。そこに隣接する健康的でサスティナブルな家具や生活用品を提供するイケア・ジャパンの IKEA港北店が連携して「SDGsハウス」の展示を行なう。「ヨコハマSDGsデザインセンター」はマッチング支援チームとして活動した。
「キラクノイエ」は「多様な暮らしの器となる居住空間」をキーワードにつくられた、社会やライフスタイルの変化を柔軟かつ快適に取り込むことのできる「暮らしの多様性を応える」家だ。CLT採用による木質壁構造で、居室内には柱や梁がない。伝統的な軸組工法の木造住宅では難しかった開放的で心地よい大空間をもたらすコンセプトハウスである。
CLTとは、Cross Laminated Timberの略称で、ひき板を並べ、繊維方向が直交するように積層接着した木質系集成材の新しい素材だ。木の表面をそのまま見せて住宅建設に用い、木の温かみを感じられる素材。構造躯体として堅牢に建物を支え、断熱性や遮音性などの複合的な効果も備えた新しい構造材だ。
CLTは、1995 年頃にオーストラリアを中心に発展。近年、英国やスイスなど欧州各国で建築物に利用され、次世代の家づくりの素材として注目されている。
IKEA港北の担当者のよると今回「キラクノイエ」で実施した「SDGsハウス」構築の仮想ターゲットは共働きのカップルとして、家具、生活用品などをコーディネートした。
「より健康に快適に暮らすことが出来るきる住宅の工夫」や「ゴミの削減やリサイクルがしやすくなる生活用品の使い方」など、日々の暮らしのなかで、SDGs のすべての目標達成につながる仕掛けを、実際の住宅、家具や生活用品などを使って体感できるようにセッティングしたという。
具体例を挙げると「FORANDRING」(フォレンドリング)と名付けられた非常にナチュラルで感触の良いラグは日本で未発売だが、今回の「SDGsハウス」ために導入した試験的な製品。材料にインドの稲わらや家具工場で余ったテキスタイルを使い、稲わらを[畑を焼くこと無しに]回収することで大気汚染回避につなげた製品だという。
家具にも新しい試みが内包されている。水回りであるキッチンの扉や引き出し前部の素材は、KUNGSBACKA(クングスバッカ)というリサイクル木材。その表面はリサイクルペットボトルのフォイルで仕上げた[水に強い]製品だ。(カッコ[内]、著者追加)
「豊かな暮らし提案企業」のアキュラホームと、8月1日を「やっぱり家の日」として自宅での暮らしを大切にするIKEAを結びつけた「ヨコハマSDGsデザインセンター」がつくった『SDGsハウス』。展示場の営業時間は午前10時から午後7時まで。(編集担当:吉田恒)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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