中国EV市場の成長鈍化でリチウム価格が下落

2019年8月2日 21:35

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記事提供元:スラド

 Anonymous Coward曰く、

 リチウムイオン電池に使うリチウムの価格が不安定だ。2015年半ばから2018年半ばにかけてリチウムの価格は約3倍に高騰した。理由は電気自動車(EV)の販売台数が伸びてきており、需要が供給を上回ったためだ。そのため供給を増やす動きもあり、たとえばオーストラリアでは2017年以降、6か所のリチウム鉱山が開業したという。

 しかし最近、最大の市場である中国で電気自動車の売上高の伸びが鈍化してきているという。これによってリチウムの価格は30%ほど下落しており、サプライチェーンを今以上に強化する必要性が薄れてきているそうだ。

 こうした報告が出始めた月曜日には、世界のリチウム生産者の株価が大きく下落した。ノースカロライナ州のAlbemarleは、ニューヨークの取引で午前に1%下落。フィラデルフィアのLiventは0.9%下落。オーストラリアでは、Pilbara Mineralsが2.1%、Galaxy Resources Ltd.が1.8%下落している(BloombergSlashdot)。

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