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第3世代Ryzen、ベンチマークテストでは高評価
AMDが5月末に発表した第3世代Ryzenが7月7日に発売された。PC Watchや4Gamerによるベンチマークテストおよびレビューによると、この第3世代Ryzenは競合となるIntelを圧倒する性能だという。
第3世代Ryzenでは新たに「Zen 2」アーキテクチャを採用、コア当たりの処理性能が引き上げられているとされており、最上位モデルのRyzen 9シリーズはCore i9シリーズ、Ryzen 7シリーズはCore i7シリーズが競合とされている。
Ryzen 9 3900XおよびCore i9-9900Kのベンチマークテスト結果においては、ベンチマークソフトウェアによってその傾向は変わるものの、おおむねRyzen 9 3900XはCore i9-9900Kと同レベル以上のスコアを示している。また、動画エンコードなど特定の処理においてはRyzenシリーズがCore i9-9900Kを圧倒する結果となっている。
いっぽうで、実ゲームのフレームレートで比較した場合においてはまだCore i9-9900Kのほうが高い性能を見せる傾向があるようだ。さらに、ゲームにおいてはRyzen 7 3700XのほうがRyzen 9 3900Xよりも高いフレームレートが得られるという結果も出ている。ただ、第2世代Ryzenではゲーム向けではCore i9よりも性能が落ちると言われていたが、第3世代ではこれが大きく改善されていることが確認でき、大きくCore i9に遅れを取るという結果ではなくなっている。
いずれのレビューでも特に称賛されているのがRyzen 7 3700Xで、Core i9-9900Kの競合とされても違和感がないとされている。ゲーム用途ではCore i9-9900Kと同レベルの性能で、それ以外では多くのケースでCore i9-9900Kよりも高性能、消費電力は低く、想定売価(4万3,000円前後)もCore i9-9900Kの実勢価格(5万円代後半)より1万円以上安いということで、非常に高い評価となっている。
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