中国、世界の通信会社10社以上にサイバー攻撃 富士通やNTTデータも被害

2019年6月28日 20:44

印刷

記事提供元:スラド

 Anonymous Coward曰く、

 世界各国のIT企業や政府に対しサイバー攻撃を行っていた中国政府の支援を受けたサイバー犯罪集団「APT10」が、富士通やNTTデータに対しても攻撃を行っていたとロイターが報じている英語版Reutersの詳細記事ウォール・ストリート・ジャーナルCNET Japan)。

 APT10に対しては昨年末に外務省などが警戒を呼びかけていたが(日経xTECHZDNet Japan)、FIREEYEによると米国、ヨーロッパ、日本の建設/エンジニアリング、航空宇宙、通信業界の企業と官公庁が攻撃対象と見られている。

 ロイターによると、昨年12月時点で米ヒューレット・パッカード・エンタープライズが攻撃に遭っていたことが判明。その後、今回、富士通やNTTデータ、印タタ・コンサルタンシー・サービシズ、南アのディメンションデータ、米コンピュータ・サイエンス・コーポレーション、DXCテクノロジーにも不正侵入が行われたという。

 スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | インターネット | IT | 中国 | 情報漏洩

 関連ストーリー:
米司法省、中国情報機関高官らを起訴。航空機エンジン情報狙ったサイバー攻撃などで 2018年11月06日
翻訳の提案機能で歪められたGoogle翻訳 2019年06月19日
中国がカンボジアの総選挙に対しネットなどでの工作を行っているとの疑惑 2018年08月22日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事