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いま話題の「怪しい副業ビジネス」に騙されないための考え方
果物の海外転売ビジネスを行っていた農園経営会社に家宅捜査が入るなど、近頃では違法な副業ビジネスが話題にあがっている。その他にもSNSを中心に情報商材や詐欺まがいの副業等も問題になっており、副業に取り組みたいという人を狙った犯罪も多数見つかっている。そこで本記事では、副業に興味のある人が、そういった怪しい副業ビジネスに騙されないようにするため、必要な考え方を紹介したい。
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■「どうして人はお金を払うのか?」を考える
最も大切な考え方は「どうしてその仕事に対してお客様やクライアントがお金を払うのか?」ということを常に考えることである。もちろんコンビニでジュースを買うときには、「飲み物が欲しいから」という理由でお金を払うだろう。またクリーニングを頼むときは、「衣服をきれいにしたいから」という理由や「丁寧に洗濯する手間を省きたいから」という理由もありえる。
人は何かを得るためや、何か手間や時間を省くためにお金を支払うのだ。原則どんな仕事でもこれが成り立つ。
またイラストやデザイン、コピーライティングなどの仕事は、成果物となるものを作成する手間や時間はもちろん、質の高い成果物を提供するまでにかかった技術の修練や、ノウハウ作りの努力・経験という価値にも対価を支払っていることになる。
■怪しい副業ビジネスは「お金を払う根拠が薄い」ものがほとんど
しかしながら、怪しい副業ビジネスでは「スマホをタップするだけで月収10万円」など、一般的に考えてその仕事をするだけで十分な価値を提供しているとは考えにくいものばかりだ。
他にも、「Youtubeで月収30万円を得る教科書」など、本来は一般人では難しく、その教材の内容以外の努力や才能、独自性などがあって初めて成り立つものを、大げさに価値が得られるように記載する詐欺まがいのものもある。
本来お金を得るためには、それだけの根拠というものが必要だ。巷にあふれる様々な副業ビジネスは、どういった根拠でお金を得ることができるのか、対価としてどれだけの実務が必要となるのかを見極めながら、自らにとって最適な副業を選んでほしい。(記事:後藤遼太・記事一覧を見る)
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