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英歳入税関庁、ユーザー認証用の音声データ500万人分を削除 GDPR違反との指摘で
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward曰く、 英歳入税関庁(HMRC)は2017年から音声認識によるユーザー認証システムを導入しているが、このシステムで記録・使用されていた納税者500万人分の音声データを削除するという。削除の理由は、EU域内で2018年5月25日から適用されているGDPR(EU一般データ保護規則)に違反すると判断されたため。
このシステムでは利用者に音声を登録してもらうことで、利用者の声をパスワード代わりに利用できるというもの。歳入関税庁への問い合わせ効率を高めるために導入されたが、利用者に対しては登録した音声をどのように利用するかの十分な説明がなく、また音声の登録は拒否できず、登録した情報の削除もできない点がGDPR違反になるとしている(Netsecurity、BBC、Register)。
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