バリュエーション面では割安感が強まる、SMBC日興証券(花田浩菜)

2019年5月15日 11:38

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記事提供元:フィスコ


*11:38JST バリュエーション面では割安感が強まる、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

5/15付の「DailyOutlook」では、日本株のバリュエーションについて考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『日本株は軟調な相場地合いが続いている。連休前日の下げも併せて日経平均、TOPIXともに7営業日続落、この間の日経平均の下げ幅は1,200円を超えた。米中貿易摩擦の更なる激化、および交渉長期化による世界経済へのマイナス影響が懸念され、投資家心理が委縮している』と伝えています。

続けて、そもそも、10日に米国が発動した対中輸入品2,000億ドル相当に対する追加関税に関しては以前から出ていた話であることを挙げ、『それに対する中国側の報復措置(13日に発表)も含めて市場での織り込みは進んでいたと考えられる。一方で、今回トランプ米大統領が言及した、中国からの残りの輸入品ほぼ全てに対する制裁関税賦課については、その影響が中国、ひいては世界経済全体にどの程度生じるのか、現段階では不透明であり、リスク回避の売りが更なる売りを呼ぶ展開だ』と分析しています。

さらに、『とはいえ、昨日の日経平均は朝方に下げ幅が一時400円を超えた後、じりじりと値を戻し、節目の21,000円台を回復して引けた。また、TOPIXのPERは昨日時点で11.86倍と、再び12倍を割り込んだ水準にある。2013年以降でPERが12倍を割り込むことは限定的であり、割安なバリュエーションは日本株市場の下支え要因となろう。米中関係の悪化を背景にEPSの大きな回復は期待し難く、米国を巡る通商交渉の行方には予断を許さない。ただ、昨日までの下げで調整は相当程度進んだとみることもでき、ニュースフローが落ち着くとともにPERの回復が期待できよう』とまとめています。

最後にレポートでは、『TOPIXの予想PERの推移』を紹介しています。詳しくは5/15付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜《ST》

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