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CAMPFIREと幻冬舎、出版クラウドファンディング「EXODUS」を開始
出版クラウドファンディング「EXODUS」の仕組み。(画像: CAMPFIREの発表資料より)[写真拡大]
国内最大級のクラウドファンディング「CAMPFIRE」を運営するCAMPFIREと、出版の幻冬舎が共同出資したエクソダス(東京都渋谷区)は、クラウドファンディングを利用した新しい出版のプログラムである「EXODUS(エクソダス)」の提供を、13日から開始した。1万部の販売が見込めないと出版ができないと言われている業界において、1,000部の読み手がいれば出版できるシステムを構築し、出版不況の打破を目指す。
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「出版の常識をぶった切る」としてサービスをスタートさせたエクソダスは、執筆者が持ち込んだ出版アイディアを、CAMPFIREが今まで培ってきたクラウドファンディングのノウハウと、幻冬舎の編集力・宣伝力を駆使してサポートし、全く新しい出版モデルで全国の読者に届けるというもの。
エクソダスのサイト上の応募フォームから出版のアイディアと必要事項を送付すると、エグゾスト編集者が審査し、採用の可否を決定(通常4週間以内)。採用が決まった応募者は、編集者のアドバイスを受けながらクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げ、執筆を進行させる。執筆完了後には、支援者に対して本を届けるという流れだ。
出版の素人であっても、クラウドファンディングのノウハウや、プロの手による編集と宣伝が施されるため、フリーライターや個人事業主などにとっては、自分のアイディアを形にするチャンスとなる。また出版社や編集プロダクションにとっても、新しい出版スキームやPR手法の享受が可能となる。
現状の企画募集は、一般書籍(小説・エッセイ・ノンフィクション・ビジネス書など)とコミックに限られているが、今後は、写真集や雑誌などまで範囲を拡げるとしている。
エクソダス社では、昨今の出版不況を若者の活字離れでは無く、本の情報が的確に届いていないことと、欲しい本があってもすぐには買えない環境下にあることを理由として挙げている。
個人のライターであっても良い企画であれば、CAMPFIREというプラットフォームの影響力や幻冬舎の宣伝力により、たくさんの人に知ってもらうことができる。また支援という形で、読みたい読者に最適なコンテンツを届けることができる。エクソダスでは、1,000部といった少数でも出版が可能なシステムを構築することで、出版不況の打破を目指すと言う。
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