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Mozilla、Firefox拡張機能全滅問題の修正時に収集したテレメトリーデータを削除へ
先日発生したFirefoxで全拡張機能が動作しなくなる問題に関連して、Mozillaは当初の修正提供時に収集したテレメトリーデータをすべて削除する計画を明らかにした(The Mozilla Blogの記事、Neowinの記事、BetaNewsの記事、Softpediaの記事)。
Mozillaでは日本時間5月4日に発生したこの問題に迅速な対応を行うため、当初の修正配布に「Firefox調査」のシステムを使用した。Firefox調査を利用するにはMozillaへのテレメトリーデータ送信を許可する必要がある。Firefox調査およびテレメトリーデータ送信はデフォルトで有効になっているが、オプトアウトしていたユーザーは一時的に再度有効化しなければ修正を受け取ることができなかった。ユーザーの意志とは異なるデータ収集を避けるため、Mozillaでは日本時間5月4日20時~5月11日20時までに収集された全ユーザーのテレメトリーおよびFirefox調査のデータを削除する計画とのこと。
既にこの問題を修正したFirefox 66.0.5およびFirefox ESR 60.6.3がリリースされており、修正を受け取るためにFirefox調査を有効にする必要はなくなっている。Mozilla側では日本時間5月14日1時以降にFirefox調査を再度有効化する予定で、オプトアウトを継続したいユーザーはそれまでに設定を見直す(Firefoxのオプション→プライバシーとセキュリティ→Firefoxのデータ収集と利用について)ことが推奨される。
最新版のFirefoxまたはFirefox ESRへアップデートできないユーザーのため、MozillaではFirefox 52~60に自動で適用可能な更新を配布する計画だ。また、Firefox 52~65を対象に、Firefox調査を有効にすることなくユーザーがインストール可能な拡張機能として修正を配布する計画もあるという。
なお、今回の問題により、5月14日に予定されていたFirefox 67のリリースが1週間遅れ、5月21日に変更されたそうだ。現時点でFirefox 68のリリース日に変更はないとのことだ。
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