ガストの「1000万円キャンペーン」に対し達成不可能との批判

2019年4月26日 10:05

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 すかいらーくグループのファミレスチェーン「ガスト」が、全国1361店のすべて1000円以上の飲食を行った人に最大20万円の食事券を進呈するというキャンペーンを発表したのだが(流通ニュース)、そのキャンペーン期間が24日間しかなく、実際にこのキャンペーンに応募することは事実上不可能なのではないかと批判が出たそうだ(ITmedia)。

 キャンペーンは、フランチャイズ店舗すべてで1000円以上飲食し、レシートを台帳に貼って応募すれば1名あたり20万円までの賞金がもらえるというもの。しかし、1361[店舗]/24[日間] = 56.7[店/日]となり、24日間のキャンペーン期間中に1日24時間を平均して25分間以内のペースで店舗を回り続けなければ達成できない計算になる。

 また、応募には136万1000円を支払う必要があるが、景品表示法の運用基準において何らかの購買が求められる「クローズド型懸賞」の景品類限度額は10万円とされ、賞金が限度額を超えていることについても問題視されている。

 この批判を受けたためか、ガストはキャンペーン内容を「異なる5店舗でそれぞれ1,000円以上の飲食をした応募者に対し、抽選で100名に食事券10万円分をプレゼント」に変更している(キャンペーンページ)。

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