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Facebook、最大150万人のユーザーからサインアップ時に連絡先情報を無断収集
FacebookがBusiness Insiderに対し、最大150万人のユーザーがサインアップする際に使用した電子メールアカウントから連絡先情報を無断収集していたことを認めたそうだ(Business Insiderの記事、Mashableの記事、The Guardianの記事、SlashGearの記事)。
問題発覚のきっかけとなったのは、一部の電子メールサービスのアカウントを使用してFacebookにサインアップする際、電子メールアカウントのパスワード入力が求められると3月末に指摘されたことだ。パスワード入力が求められていたのはYandexなどoAuthに対応しない電子メールアカウントを確認するためとされていたが、批判を受けてFacebookは電子メールアカウントに送信したコードによる確認へ変更している。
ところが、変更前にBusiness InsiderがYandexで作成したアカウントを使用してFacebookへのサインアップを試したところ、パスワード入力後に「連絡先をインポート中」といったタイトルでキャンセル不能なダイアログボックスが表示されたのに続き、連絡先がなかった旨表示されたそうだ。Facebookによれば、電子メールパスワードによる確認とともに連絡先をアップロードするオプションを2016年5月以降削除したが、アップロード機能自体を削除しておらず、一部のユーザーが意図せずサインアップ時に連絡先をアップロードする結果となっていたようだ。
連絡先アップロード機能は電子メールパスワードによる確認処理の廃止に伴って機能しなくなったとみられるが、Facebookによれば最大150万人のユーザーが影響を受けるという。連絡先情報がアップロードされていたユーザーには個別に通知するが、連絡先情報は誰とも共有したことはなく、削除中だとも述べているとのことだ。
なお、Facebookが3月に数億人分のパスワードが可読状態で保存されていたと発表した際、影響を受けるInstagramのユーザーを数万人としていたが、18日にブログ記事が更新され、影響を受けるInstagramユーザーの数が数百万人に変更されている。
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