トルコ統一地方選挙後の、トルコリラの動向に注目 サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

2019年4月1日 14:21

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記事提供元:フィスコ


*14:21JST トルコ統一地方選挙後の、トルコリラの動向に注目 サンワード貿易の松永氏(三井智映子)
皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。

今日はスワップレートが上昇したことでも注目の高金利通貨トルコリラについてのレポートをご紹介します。

松永さんのブログ「松永総研」では、トルコリラの翌日物スワップレートについて『22%からたった2営業日で330%まで上昇』、『更に1200%まで上昇することとなり、本日のFX市場でも話題となっております』と伝えています。

その背景については、『トルコ中銀が通貨流通量を絞ることで流動性不足が発生』 したと分析し、『トルコリラに対する借入れコストがあまりにも高くなるので、トルコリラを売りにくくなります』と解説しています。そのことからトルコの株式が売られており、『トルコの統一地方選が3月31日に控えており、それに向けての思惑が交差しているようです』とみているようです。

また、今回の統一地方選挙について『与党がかなり苦戦すると見られております。統一地方選挙に対する思惑が交差しているところですが、先週末よりトルコ中銀がトルコリラの流動性を極端に絞っており、かなり強引な手法でトルコリラ下落に対する防衛姿勢を強めております』と考察しています。

加えて、『大統領制に移行してから初めての統一地方選挙を迎え、市場予想通りに他党の支持率が増加すれば、「エルドアン大統領の影響力の低下」を受けてトルコリラへの買いが入る可能性もあります』と示唆しています。

実際に地方選の結果は、エルドアン大統領率いる与党の候補が首都アンカラの市長選で敗北したようです。今週もトルコリラの動きに注目してまいりましょう。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研」の3月28日付「トルコリラ」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子《HH》

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