京急、「さよなら800形記念乗車券」発売 800形による特別貸切列車も運転

2019年3月31日 08:05

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「記念乗車券台紙(イメージ)」(画像:京急電鉄の発表資料より)

「記念乗車券台紙(イメージ)」(画像:京急電鉄の発表資料より)[写真拡大]

  • 「記念乗車券(イメージ)」(画像:京急電鉄の発表資料より)

 京急電鉄は29日、800形の引退を記念した「さよなら800形記念乗車券」を、4月6日の午前6時から京急蒲田駅で発売すると発表した。

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 発売金額は2,000円(税込)で5,000セット限定、購入はひとり2セットまでとなる。発売初日の6日に限り、京急蒲田駅の改札外に「特設カウンター」が設置される。

 また、記念乗車券購入者のなかから抽選で50組100名を招待して、特別貸切列車「ありがとう800形」の運転も実施する。運転日は6月16日。

■記念乗車券は4枚セット

 「さよなら800形記念乗車券」は、D型硬券の4枚セット。乗車券の内容は下記のとおり。

 ・京急蒲田駅から340円区間
 ・新逗子駅から360円区間
 ・新逗子駅から810円区間
 ・京急蒲田駅から490円区間

 記念乗車券には、購入特典として「その場で削るハズレなしのスクラッチカード」が付属する。賞品は、A賞「特別貸切列車ありがとう800形招待券」やB賞「オリジナル800形QUOカード」、C賞「オリジナル800形トートバッグ」などが用意されている。

■特別貸切列車「ありがとう800形」

 6月16日の9時から13時頃に運転予定の「ありがとう800形」には、800形のリバイバル塗装が充当される。運転区間は、品川から久里浜工場だ。当日は車内でのビンゴ大会や、久里浜工場での車両撮影会なども行なわれる。

■京急800形

 1978年にデビューした800形は、1986年までに132両が製造された。個性的なデザインと塗装から「だるま」の愛称で親しまれ、1979年には京急電鉄としては初めての「ローレル賞」を受賞している。主に、京急本線の普通電車として活躍していたが、3ドア対応のホームドア設置に支障が出るため、4ドアの800形は全廃が決定した。(記事:山岡光・記事一覧を見る

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