マザーズ指数は小幅に7日続伸、バイオ株など活況、IPOリックソフト初値持ち越し/マザーズ市況

2019年2月26日 16:55

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記事提供元:フィスコ


*16:55JST マザーズ指数は小幅に7日続伸、バイオ株など活況、IPOリックソフト初値持ち越し
 本日のマザーズ市場では、前日の米株高や日経平均の続伸スタートを受けて買いが先行した。アンジェス<4563>を中心としたバイオ株が活況となり、直近IPO銘柄の一角も大きく買われた。後場に入ると「インド空軍がパキスタンを空爆した」などと伝わり、日経平均の弱含みとともにマザーズ指数もマイナスへ転じる場面があった。しかし個人投資家の物色意欲は根強く、押し目買いが入り持ち直した。なお、マザーズ指数は小幅に7日続伸、売買代金は概算で1889.41億円。騰落数は、値上がり96銘柄、値下がり168銘柄、変わらず6銘柄となった。
 個別では、アンジェスが全市場売買代金トップで15%近い上昇。遺伝子治療薬の承認を好感した買いが続いた。その他のマザーズ売買代金上位では、総医研<2385>、SOSEI<4565>や前日に初値を付けた識学<7049>が上昇し、昨年12月上場のKudan<4425>やリンク<4428>は大幅高となった。株式分割の実施を発表したイーソル<4420>は急伸。また、窪田製薬HD<4596>やリアルワールド<3691>はストップ高水準で取引を終えた。リアルワールドは子会社の資本業務提携が材料視された。一方、オンコリス<4588>は利益確定売りに押され、サンバイオ<4592>、メルカリ<4385>、UUUM<3990>もさえない。また霞ヶ関キャピタル<3498>が大幅反落し、マザーズ下落率トップとなった。
 なお、本日マザーズ市場へ新規上場したリックソフト<4429>は買い気配のまま初値が付かなかった。《HK》

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