Apple、iPhoneのパフォーマンス低下で当局が命じた声明文をイタリア版サイトに掲載

2019年2月15日 23:18

印刷

記事提供元:スラド

headless曰く、 AppleがiOSアップデートによるパフォーマンス低下問題について、イタリア競争・市場保護委員会(AGCM)に命じられていた声明文をイタリア版Webサイトのトップページ下部に掲載している(DDay.itWebnewsPlanetaCellulareMac Rumors)。

 AGCMは昨年10月、ファームウェアアップデートでスマートフォンのパフォーマンスを低下させたとして、Appleに1,000万ユーロ、Samsungに500万ユーロの罰金を命じている。さらに両社は、この決定に関するAGCMの声明文をイタリア語版Webページに掲載することも命じられていた。

 両社ともこの決定を不服としてラツィオ地方行政裁判所(TAR)に異議申立を行っていたが、Samsungが昨年のうちに罰金を納めて声明文を約1か月間掲載したのに対し、Appleは罰金納入も声明文掲載も拒否していたという。結局Appleの異議申立は却下され、罰金納入と声明文掲載が避けられない状況となったようだ。一方、Samsungの異議申立は受理されており、7月に審理が行われる(DDay.itの記事[2])。

 スラドのコメントを読む | アップルセクション | 法廷 | アップグレード | EU | スラッシュバック | iOS | アップル | iPhone

 関連ストーリー:
2018年第4四半期、iPhoneの売上は前年比15%減 2019年02月03日
Qualcomm、ドイツでもiPhone旧モデルの輸入・販売差止命令を勝ち取る 2018年12月26日
iPhoneバッテリー交換プログラム、慢性的に予約枠に空きがないまま終了日迫る 2018年11月30日
イタリア当局、スマートフォンのパフォーマンスを意図的に低下させたとしてAppleとSamsungに罰金 2018年10月27日
Apple、減額前の料金でiPhoneのバッテリーを交換したユーザーに差額を返金 2018年05月26日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事