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ゲンナイ製薬がバレンタイン「夫婦川柳」発表 結婚前と後で意識変化も
ゲンナイ製薬(東京都中央区)は7日、 バレンタインをテーマにした「クスッと笑える夫婦川柳」の大賞を発表した。
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川柳は同社の製品を購入した人を対象に1月25日~30日に募集。大笑(たいしょう)作品には「一口で 儚く消える 500円」が選出された。食べる方は値段のことなど知らない場合が多く、普通に食べてしまう。せっかく高いお金を出して買ったのにという女性側のいたたまれない心理が表されている作品が選ばれた。
「女性票が多かったで笑(しょう)」では「デパ地下の 高級チョコは 自分用」が選ばれた。展示される色とりどりのチョコを夫にあげるのはもったいない。ならば日ごろ頑張っている自分に買ってしまおうという妻の気持ちが垣間見える。
「男性票が多かったで笑(しょう)」では「大切に 取っておいたら 期限切れ」が選出。妻からのチョコをありがたがって取っておく夫の気持ちがほほえましくもある。しかし高いチョコは賞味期限も普通のものより早く切れるため、注意が必要だ。
同社では既婚女性1,942人と既婚男性67人に「結婚前と現在のバレンタインに関する調査」を1月18日~22日に実施。結婚前にバレンタインの習慣があったかという質問には9割近くが「あった」と回答。バレンタインのチョコにかける金額については結婚後に下がったとする回答が男性が5割以上、女性が6割以上となった。「バレンタインのイベントをしなくなった」とする回答も男女とも2割近くあり、結婚後はバレンタインへの熱が下がってしまう割合が多い形になった。一方でチョコにかける金額が上がったとする回答も男性で27.1%、女性で19.8%存在しており、一概に贈るチョコの質が下がるとは言えないようだ。
日本記念日協会の記念日文化研究所による調査では、今年のバレンタイン市場は前年比3%減の約1260億円と試算された。バレンタインのチョコは恋人や夫に送るものから「義理チョコ」「友チョコ」「自分用チョコ」などへと派生していったが、そこから先の消費が見つからないことが減少の一因として挙げられている。2月の商戦に恵方巻が加わり消費が分散されているとも考えられている。
贈る相手が限られてくる現代だからこそ、大事な人に送りたくなるような付加価値の高い商品作りが販売側に求められてくるだろう。(記事:藤原大佑 ・記事一覧を見る)
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