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日本初、マンダムが「頭皮汗臭を防ぐ」効能効果の承認を厚労省から取得
マンダム(大阪府大阪市)は6日、同社が研究を進めてきた医薬部外品について、頭皮の汗臭を予防する有効性が認められ、厚生労働省から「頭皮汗臭を防ぐ」効能効果の承認を取得したと発表した。
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マンダムが進めてき研究は、主に後頭部より発生するミドル男性に特有の脂っぽい汗のニオイ「ミドル脂臭」の存在と、そうした匂いを抑える有効な成分の開発だ。こうした体臭研究を進める中、リゾチーム塩酸塩、イソプロピルメチルフェノール、パラフェノールスルホン酸亜鉛が頭皮汗臭の予防に効果を発揮することを見出し、製品開発に応用した。3つの成分を有効成分とした医薬部外品が、厚労省から承認を取得したのは日本で初めての快挙だ。
実は、頭はワキの次ににおいの気になる部位でありながら、有効な対応策はないのが現状だった。実際に40歳代から50歳代の男性を対象にしたニオイ強度の嗅覚測定結果では、実はワキ以上にニオイが強い結果となっているのだ(マンダム調べ)。こうした汗臭は、汗中に含まれる成分を皮膚常在菌が代謝することによって発生することが分かっていた。しかも頭皮は体の中でも皮脂量が多い。このため、頭のニオイの防臭を実現するには、頭皮の皮脂への対応が課題となっていた。
効果が認められたリゾチーム塩酸塩、イソプロピルメチルフェノール、パラフェノールスルホン酸亜鉛の3つ有効成分は、単独では頭皮の皮脂などの原因で殺菌力の低下などを招き十分な効果を発揮できなかった。同社は3つの成分を組み合わせることで、皮脂量が多い頭皮でも相互に補完しあって優れた殺菌力を発揮させることに成功。頭皮汗臭を防臭する今までにない新しい製品の開発につなげた。
同社は、今後も製品開発に応用し頭皮汗臭を防ぐ効能を持ったデオドラント製品の開発をすすめる構えだ。おやじ臭に悩む世のミドル世代の男性にとって、朗報といえるだろう。(記事:香川大輔・記事一覧を見る)
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