Bing検索結果にGoogle Chromeの偽広告が出現

2018年11月1日 22:44

印刷

記事提供元:スラド

headless曰く、 Microsoft Edgeで「download chrome」をBing検索すると、検索結果の先頭に偽のGoogle Chromeの広告が表示されていたそうだ(発見者のツイートOn MSFTHow-To GeekSoftpedia)。

 Bingで「download chrome」を検索すると、通常は検索結果の先頭に本物のGoogleが出稿した広告が表示される。しかし、発見者がTwitterに投稿した動画によれば、少なくとも何度か検索を繰り返すと「Get Chrome | Download Chrome Today | google.com」という見出しの広告が表示されたという。

 広告には通常の検索結果と同様にURL(の一部)として「www.google.com」と表示されるが、実際のリンク先は「www.googleonline2018.com」というドメインで、Chromeの偽ダウンロードページが表示される。このページからダウンロードしたChromeSetup.exeはGoogleが署名したものではない。現在、偽サイトはダウンしているようだが、ChromeやFirefoxではこのドメインを詐欺サイトとしてブロックするのに対し、Microsoft EdgeやInternet Explorerではブロックの対象になっていないようだ。

 報告を受けたBingは、この広告を削除し、出稿したアカウントをブロックしたと発見者に返信している。ただし、表示と異なるURLへのリンクが認められた理由などについては説明がない。

 なお、Bingでは4月にも同様の広告が表示され、削除していたそうだ。この時にダウンロードしたファイルをBleeping Computerが調べたところ、アドウェアを多数バンドルしたインストーラーで、最終的にはポルトガル語版のChromeがインストールされたとのことだ。

 スラドのコメントを読む | ITセクション | Chrome | Google | セキュリティ | マイクロソフト | 広告

 関連ストーリー:
ドイツの裁判所、ミススペルでのWeb検索を狙った広告の出稿差し止めを命じる 2018年01月05日
Google Playに偽WhatsAppが複数出現 2017年11月05日
Microsoft EdgeのSmartScreenに偽URLや偽連絡先を表示可能な問題 2016年12月16日
競合のGoogle AdWords広告を「消す」地下サービス 2014年07月29日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事