三菱ふそう、小型トラック「キャンター」の新モデルを発売

2018年9月28日 17:36

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キャンター2018年モデル(イメージ)。(画像:三菱ふそうトラック・バス発表資料より)

キャンター2018年モデル(イメージ)。(画像:三菱ふそうトラック・バス発表資料より)[写真拡大]

  • TRG-FEB80 (撮影用特別仕様車)

 三菱ふそうトラック・バスは、小型トラック・キャンターの2018.5年モデルを、8月21日から全国三菱ふそう販売会社および三菱ふそう地域販売部門において販売開始した。

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 キャンターは、1963年に誕生した歴史あるトラックである。トラックの中での分類としてはキャブオーバー型小型トラックに位置付けられる。

 2018.5年モデルの登場によって、モデルチェンジの代数は9代目となる。

 2018.5年モデルは、今後同クラス車両において義務化される衝突被害軽減ブレーキと車両安定性制御装置を標準装備し、安全装備の充実を図っている。

 衝突被害軽減ブレーキ(AEBS : Advanced Emergency Braking System)は、フロントバンパーに搭載されているレーダーによって前方の車両や歩行者を検知、ドライバーに警報を発するものである。ドライバーが反応しない場合においては自動的にブレーキが作動する。

 車両安定性制御装置(ESP R: Electronic Stability Program)は、車両姿勢を常にセンサーで感知、カーブでの横滑りや横転の可能性を検知した場合に、エンジン出力や四輪ブレーキを制御して危険回避を行うものである。

 また、車線逸脱警報装置は以前から既に標準設定されている。これは高速道路などでウィンカーを操作せずに車線を逸脱した場合、カメラが自動的にそれを検知して、ドライバーに警告を発するというものだ。

 一部車種には電動パーキングブレーキが(EPB : Electric Parking Brake)がオプション装備となる。これは電動モーターがアシストして、パーキングブレーキを軽い操作力で作動・解除できるというもの。

 東京地区における販売価格は、TRG- FEB80タイプが521万320円となっている。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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