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Windows 7の一部で月例更新インストールできず Microsoftが原因と解決法解説
headless曰く、 Windows 7の一部環境で発生した「マンスリーロールアップ」または「セキュリティのみの更新プログラム」がインストールできない問題について、Microsoftが原因を解説している(Windows IT Pro Blog、Neowin、Softpedia)。
この問題はMicrosoftが2016年にリリースしたWindows 7 SP1のサービススタック更新プログラム(KB3177467)までさかのぼる。サービススタックは更新プログラムの適用に重要な役割を果たすため、深刻度「緊急」の更新プログラムとしてリリースされたが、セキュリティ更新プログラムに区分されていなかったことから多くの組織で適用が見送られたという。
そのため、サービススタックの更新プログラムを適用していないWindows 7環境では8月31日の「マンスリーロールアップのプレビュー (KB4343894)」以降、マンスリーロールアップまたはセキュリティのみの更新プログラムを適用しようとするとエラー0x8000FFFFが発生する結果になった。Microsoftでは新しい更新プログラムのテストを過去のパッチがすべて適用された環境で実施しているため、問題を見落としていたそうだ。
この問題はKB3177467を適用すれば解決する。既に9月12日のマンスリーロールアップ(KB4457144)とセキュリティのみの更新プログラム(KB4457145)、9月20日のマンスリーロールアップのプレビュー(KB4457139)にはKB3177467が必要との記述が追加されている。
同様の問題が発生することを避けるため、Microsoftでは10月の月例更新でKB3177467をセキュリティ更新プログラムとして再リリースする。今後もサービススタックを更新する場合はセキュリティ更新プログラム扱いでリリースするという。なお、累積更新プログラムモデルを採用するWindows 10で同様の問題が発生することはないとのことだ。
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