「六本木クロッシング2019展」森美術館で開催

2018年9月23日 22:52

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記事提供元:ファッションプレス

 展覧会「六本木クロッシング2019展:つないでみる」が森美術館で開催される。会期は、2019年2月9日(土)から5月26日(日)まで。

 3年に1度、日本の現代アートシーンを総覧する展覧会として2004年から開催されてきた「六本木クロッシング」。今回は”つないでみる”をテーマに、1970-80年代生まれを中心とした様々なジャンルの日本人アーティスト約25組を紹介する。多様性が叫ばれる一方で、インターネット、特にSNSでのコミュニティはより閉鎖的で排他的になってゆく。本展は、そんな今の時代の「つながり」を意識し、考えるきっかけを与えてくれる。

 最新のテクノロジーを使った作品にも注目だ。ファッションブランドのアンリアレイジ(ANREALAGE)は、人の体温でも形状が変化する低沸点液体を使った新しい「動く洋服」を提案。模様が有機的に変化する洋服は視覚的に美しいだけでなく、動くたび私たちは生き物としての”からだ”を強く意識するだろう。平川紀道の《datum》は、ありふれた風景画像を独自のアルゴリズムで変換し、神秘さをも感じさせる数学的な映像世界に落とし込んでいる。

 現代の日本のカルチャーや社会をテーマにした作品も登場する。竹川宣彰の《猫オリンピック:開会式》は、東京オリンピックに沸く今の日本を、無数の猫のフィギュアに置き換えて表現することで、全く違う視点から社会の今を眺めることができる。

【詳細】
六本木クロッシング2019展:つないでみる
会期:2019年2月9日(土)〜5月26日(日)
会場:森美術館
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
開館時間:10:00〜22:00 / 火曜日 10:00〜17:00
※いずれも入館は閉館時間の30分前まで。
※年中無休。
入場料金:一般 1,800円、学生(高校・大学生) 1,200円、子供(4歳〜中学生) 600円、シニア(65歳以上) 1,500円
※本展のチケットで展望台 東京シティビューにも入館可(スカイデッキを除く)。
※スカイデッキへは別途料金がかかる。

■出展アーティスト

アンリアレイジ、青野 文昭、万代 洋輔、毒山 凡太朗、榎本 耕一、花岡 伸宏、林 千歩、平川 紀道、ヒスロム、飯川 雄大、今津 景、磯谷 博史、川久保 ジョイ、前田 征紀、前谷 開、目、佐藤 雅晴、杉戸 洋、竹川 宣彰、田村 友一郎、土屋 信子、津田 道子、佃 弘樹、山内 祥太 ほか

【問い合わせ先】
ハローダイヤル
TEL:03-5777-8600

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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