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ドコモら、祭りの360度8KVR映像をライブ配信する実証実験成功 5G活用
(画像: NTTドコモの発表資料より)[写真拡大]
ドコモは19日、5Gにより8KVR映像を伝送する実証実験に成功したと発表。日本最大級のダンスフェスティバル「にいがた総おどり」メイン会場の映像を、360度の8K映像にリアルタイムで処理し5Gにより伝送、会場内特設ブースのヘッドマウントディスプレイにライブ配信した。
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にいがた総おどりの映像は5台のカメラで撮影し、360度8KVRライブ映像・視聴システムを用いて8K全天周映像に合成、圧縮。そして5Gの高速大容量という特性を活かして無線伝送する技術を、世界で初めて実証した。
360度8KVRライブ映像・視聴システムはリアルタイムスティッチング装置、リアルタイムH.264エンコーダ、リアルタイムパノラマ超エンジンエンコーダ、配信サーバから構成される。
スティッチング装置で円周方向外向きに置かれたカメラ5台から出力される4K魚眼形式映像をつなぎ合わせ、30fpsで360度8K映像を出力する。その360度8K映像はH.264エンコーダで圧縮され、パノラマ超エンジンエンコーダで複数方向のタイルに分割。タイルは配信サーバによってユーザーの視聴方向に合わせて配信される。
この技術を用いることで、県外や国外の人々にもリアルタイムで魅力的なイベントのリアルタイム配信が可能となる。産業やエンターテインメント、教育、防災など幅広い分野での活用も想定している。
また、今回の実証実験ではアクアデザインアマノのネイチャーアクアリウム・ギャラリーならびにアクアリウムの水槽内映像の伝送も実施。事前に8K全天周で撮影し、5Gによって会場内のブースへ送り、ギャラリー内の映像ならびに魚目線の水槽内映像を来場者の目に届けた。
なお実証実験は新潟市の実証実験事業の一環として、新潟総踊り祭実行委員会とアクアデザインアマノ協力のもと行われた。新潟市とアクアデザインアマノはドコモ5Gオープンパートナープログラムに参加メンバーである。(記事:小椋恒示・記事一覧を見る)
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