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馬券のキャッシュレス購入が可能に 富士通の手のひら静脈認証技術を活用
キャッシュレス発売機で手のひら静脈による本人認証を行う様子。(画像: 富士通)[写真拡大]
富士通は5日、馬券のキャッシュレス発売機をJRAに提供したと発表。搭載された手のひら静脈認証技術により手のひらをかざすだけで本人確認が行えるため、現金を伴わない馬券購入や払い戻しが可能になる。
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まずキャッシュレスでの購入手続きにあたっては、予め会員専用の非接触型ICカード「JRA-UMACA」に手のひら静脈の情報を登録し、入金を済ませておく必要がある。
そしてキャッシュレス発売機にJRA-UMACAと記入式マークカードなどを読み込ませ、次いで手のひらを発売機の所定の位置にかざせば本人確認の実施後、馬券の購入手続きがとられる。
購入情報はJRA-UMACAに記録されるため発券は不要。また、これまでネット投票でなければ購入できなかった海外競馬およびWIN5もこのキャッシュレス発売機で購入できるようになった。
予想が当たれば、払戻金はJRA-UMACAに自動で入金される。なおJRA-UMACAの入金および出金は専用の入出金機にて行われる。
従来は競馬場やウインズにおける馬券購入時、その紛失や払い戻しによって硬貨が増えてしまうといった問題があった。だがキャッシュレス発売機の導入により、馬券の発券に起因するトラブルは回避できるようになる。
偽造が難しい手のひら静脈認証技術を搭載しているため、JRA-UMACAを第三者に不正利用される危険性も低い。現金や馬券を用いることなく、より安全、便利に競馬を楽しめる。
キャッシュレス発売機は今後、9月22日に東京競馬場、続いて10月20日に福島競馬場、11月17日に中京競馬場および阪神競馬場に導入予定だ。11月24日にはウインズ銀座、ウインズ難波およびウインズ神戸にも導入される。
2019年にはそれ以外のJRA競馬場、さらに2019年以降はほかのウインズ・エクセルへと順次設置場所を広げていくという。(記事:小椋恒示・記事一覧を見る)
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