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美容と健康のために重要な「睡眠」 良質な睡眠のためには?
この時期、夏バテとともに気をつけたいのが肌の健康。夏の疲れは、夏の真っ最中よりも9月や10月頃に現れやすい[写真拡大]
今年は9月に入ってもしばらくは暑い日々が続きそうだ。
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この時期、夏バテとともに気をつけたいのが肌の健康。夏の疲れは、夏の真っ最中よりも9月や10月頃に現れやすい。夏に蓄積された疲労に加え、秋口は昼夜の寒暖差などが自律神経のバランスを崩れさせ、倦怠感や食欲不振、胃腸障害などを引き起こしやすくなる。女性の場合はとくに肌荒れなど、美容面への影響も心配だろう。
疲弊した胃腸の調子と自律神経の乱れを整えるために重要なのが「睡眠」だ。季節の変わり目、どれだけ質の良い睡眠をとれるかが、美容のカギとなる。
そこで今、質の良い睡眠をとるために美容業界でも注目されているのが「蜂蜜」だ。
良質な睡眠を妨げる原因は様々だが、その一つにストレスが挙げられる。過度なストレスは心身のバランスを崩し、不眠を招く大きな要素になるのだ。
蜂蜜は栄養価の高い食品として知られているが、これを摂取することでストレスを誘導するホルモン、コルチゾールとノルアドレナリンを抑制させることができるという研究結果が報告されている。蜂蜜には強い抗菌作用もあるので、歯磨き後、就寝前にスプーン一杯の蜂蜜を舐めることで、眠っている間の口内環境を正常に保ち、それが快眠に繋がるという効果も期待できる。
さらに、ミツバチ産品を使った美容健康法「アピセラピー」を提唱する山田養蜂場では、ルーマニア産「完熟アカシア蜂蜜」をそのまま配合した美容液パック「ハニーラボ パック」などを販売し、蜂蜜を使ったスキンケアを推奨している。就寝前に同製品で顔全体をパックすることで、蜂蜜の持つ潤いや有用成分が肌に送り込まれ、表面の不要な角質が一晩かけてゆっくりとほぐされるという。朝、洗顔するだけで古い角質が洗い流され、ふっくらとハリのある素肌へと導いてくれるのだ。
蜂蜜以外では、睡眠をサポートするサプリメントなども有効だ。
例えば、大塚製薬が販売している、人間の「体内リズム」に着目した機能性表示食品「賢者の快眠」などがある。動物の体には「昼」と「夜」の環境の違いに対応する体内リズムが存在している。それは人間も同様だ。ところが、 現代社会は町も24時間体制。さらにはインターネットやスマホなどの普及もあって夜更かししやすい環境が加速しており、体内リズムを乱す習慣がつきがちだ。大塚製薬ではアスパラガスの茎の下端部分を加熱・酵素処理して得られるアスパラガス由来のアスパラプロリンに体内リズムを整える作用があることを見つけ出し、これを水なしでも摂取できる顆粒状タイプのサプリメントに仕上げた。
蜂蜜にしてもアスパラガスにしても、古来から健康に良いとされている食品には、やはり大きな力が備わっているようだ。猛暑で疲れた体をゆっくりと休ませ、質の良い睡眠をとって、健やかで美しい生活を送るためにも、これらの力を積極的に活用したいものだ。(編集担当:石井絢子)
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