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SKIYAKIは昨年10月、東証マザーズに株式を公開した。展開する業務範囲の目下の主軸は「FC」と「EC」。前者は、音楽アーチストなどのファンクラブの運営。後者はグッズのネット通販。公開後初の決算となった2018年1月期決算は、期初計画を大幅に上回る「44.5%増収、69.6%営業増益、56.8%最終増益、上場記念配15円」となった。そして今期についても「23.6%の増収(30億7,500万円)、23.7%の営業増益(3億円)、13.4%の最終増益(2億600万円)」計画でスタートした。ちなみに四季報は来期の営業利益を3億5,000万円と独自予想している。
さて「EC」事業だが、IR担当者の説明を要約するとこんな展開を指す。
★主力プラットホーム「SKIYAKI EXTRA」でファンクラブ・ファンサイトを運用している音楽系アーティストを中心に、声優やアニメさらには2.5次元ミュージカルに関するグッズやCD・DVDの販売を行っている。携帯電話端末/PCからのアクセスが可能。そして同社が展開するECサービスはECサイトのシステム開発・サイトデザイン制作に加え、倉庫管理・物流・顧客対応マーケティング等々を含んだ一気通貫体制となっている。また海外ファンからの注文には、Paypal(メルアド使用の送金システム)/銀聯カード(ショッピングカード)/Alipay(アリババグループが展開する中国最大規模のオンライン決済サービス)での対応が可能になっている。
★イラストや写真などの画像データをアップロードするだけで、誰でもオリジナルグッズを作成・販売できる枠組み。商品在庫を持たず、オンラインで受注した後にアイテム素材にデザインのプリントを行い商品発送ができる。初期投資や運営費等のコストが不要。
要するにCtoCサービス。前期の総売上高に対するEC比率は24.4%。総会員数は5月末で180万人に達している。「CtoC分野の展開には今後とも注力していく方針です」(IR担当者)としている。(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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