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タクシー、直近1年間は乗っていないが5割以上 マイボイスコム調査
タクシー利用時の重視点。(画像: マイボイスコム)[写真拡大]
ひと昔のバブル景気の頃、タクシー利用者は街にあふれていたというが、景気と大きく関係するのがタクシー利用だ。マイボイスコムによる最近の「タクシーの利用」調査によれば、直近1年間でのタクシー利用者は5割未満にとどまった。
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直近1年間のタクシー利用の頻度を尋ねたところ、乗っていない(52.5%)が半数以上に。以下、年に1~2回(22.5%)、年に3~4回(10.2%)、2カ月に1回程度(5.2%)、月1回程度(5.3%)、月に2~3回(3.1%)、週に1回以上(1.2%)と続き、月に1度以上利用する割合は9.6%と、1割に満たなかった。
直近1年間の利用者にタクシーを利用する理由を聞いたところ、「急いでいる」「荷物が多い・重い」「電車・バスなどの他の交通機関が利用できない(交通遅延、終電後など)」「旅行先」「自家用車が使えない(飲酒後、家族が使用中など)」などがそれぞれ20%台と、多数を占めた。
性別や地域によっても利用理由に違いが出た。女性では「荷物が多い・重い」「病気・ケガ、高齢者・こどもがいるなど、移動するのが大変」などの比率が高く、東北・北陸・中国・四国といった地方では、「自家用車が使えない(運転できる人がいない、飲酒後、家族が使用中、駐車スペースがないなど)」の比率が高かったという。また、週1回以上利用者では、「通勤・通学」「買い物」などの比率が高くなっている。
タクシー利用時の重視点を聞くと、「運転手の応対のよさ」(37.6%)、「安全運転」(36.6%)、「料金の安さ」(36.3%)、「目的地までの時間の速さ」(31.4%)が上位となった。料金や速さよりも、運転者の対応を気にする人が多く、特に、40代以上の女性でその傾向が強かったという。
また、タクシー利用時の不満点については、「公共交通機関と比べると料金が高い」「都道府県で価格が違う、信号待ちでも料金が上がる」「運転手さんによって料金が違う」など、料金に関することを挙げる人が多かった。
タクシー利用方法は「駅前などのタクシー乗り場」が、直近1年間利用者の59.5%、「走っているタクシーを拾う」「電話でタクシーを呼ぶ・予約する」がぞれぞれ約4割。近年の新しい乗り方「スマートフォンの配車アプリ」は3.5%だった。 男性40代では「走っているタクシーを拾う」、女性50代以上では「電話でタクシーを呼ぶ・予約する」などの比率が高かった。 週1回以上利用者では「走っているタクシーを拾う」が最も多かった。
スマホのタクシー配車アプリ利用者(直近1年間タクシー利用者の3.5%)の内訳を調べると、「全国タクシー」が47.8%、「LINE TAXI 」「Uber」が各1割強だった。(記事:久保圭大郎・記事一覧を見る)
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