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幸せを感じるために重要なのは「人間関係」より「健康」「所得・収入」
マイボイスコムが行った4回目となる『ライフスタイル』に関する調査によると、幸せを感じるために重要なのは「健康」次いで「所得・収入」がであることが分った。「人間関係」は3番目だった。調査は2018年6月1日~5日にインターネットによって行われ、全国10代から70代まで1万607件の回答があった。
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■「健康」「所得・収入」が幸せを感じるために重要
幸せを感じるために重要だと思うのは「健康」が1位で63.8%、2位が「所得・収入」で61.4%だった。3番目が「人間関係」で49.1%と、1位、2位とは大きな開きがでた。
「健康」「所得・収入」は前回の調査(2015年8月)と比べて若干増加、「人間関係」は逆に減った。日本のほとんどの世代で見ると、人間関係よりも生活に必要とされる基本的な要素が上位に来るようだ。
最近日本でも人々の「孤独」が社会の大きな問題となって浮上してきている。海外でも、「孤独」は身体・精神の健康にさまざまな負の影響をもたらすことが、多くの科学的研究によって明らかになってきている。
英国では成人の5人に1人が孤独を感じ、75歳以上の半数以上が独居であり、孤独が長引けば健康を害しかねないとの認識が広がっているようだ。英国政府はこの状態に危機感を抱き「孤独担当大臣」を今年設置したという。
このように孤独が社会状況の中で大きな問題になって来ているのにも関わらず、幸せに過ごすには人間関係よりも健康や収入の方が重要だと考える人が増えてきている。
■「人的ネットワークの広さ」は減ってきている
過去3回(2007年、2012年、2015年)の調査結果と比較すると、「人的ネットワークの広さ」(いろいろな人たちとの交友・交流関係)は毎回大幅に減少してきている。交友・交流関係はますます狭くなってきており、「交友・交流関係は、かなり広い方だと思う」「交友・交流関係は、やや広い方だと思う」の合計は2007年には24.6%あったものが、今回の調査では15.8%でしかない。
日本社会の孤独を象徴するような結果だ。
■「経済的なゆとり」はほぼ横ばい
それに対して「経済的なゆとりがある人」(ややある、十分にあるの合計)は、前回調査(2015年)28.5%に比べ、今回は29.2%と微増。1回目は28.7%、2回目は29.6%のため、毎回ほぼ同程度の数字が並ぶ。
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