トヨタ「センチュリー」がフルモデルチェンジ、21年ぶり

2018年6月23日 08:22

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センチュリー。(画像:トヨタ自動車発表資料より)

センチュリー。(画像:トヨタ自動車発表資料より)[写真拡大]

  • 新型「センチュリー」
  • 本革仕様「極美革」のインテリア。
  • ウールファブリック仕様「瑞響」のインテリア。
  • 新型「センチュリー」。
  • 本革仕様「極美革」。
  • インテリア。
  • 後左座席用電動オットマン。
  • 新型「センチュリー」。

 トヨタが誇る日本の最高級車、「センチュリー」が21年ぶりにフルモデルチェンジされた。6月22日より、全国のトヨタ店および、東京地区では東京トヨペットと東京トヨタでも販売を開始している。

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 センチュリーは1967年、トヨタグループの創始者・豊田佐吉の生誕100年を記念して発売された。以後半世紀、日本を代表するショーファーカーとして、各界のエグゼクティブに愛用されている。一例を挙げれば、現在の日本の内閣総理大臣専用車のうちの1台はセンチュリーである。その格のほどは推して知るべしと言えよう。

 メーカー希望小売価格は、消費税込み1,960万円。リサイクル料別、また北海道と沖縄では価格が異なる。月販目標台数は50台、生産はトヨタ自動車東日本の東富士工場で行われる。

 なお、センチュリーのフルモデルチェンジは1997年にも行われており、今回のフルモデルチェンジによって3代目となる。3代目センチュリーのテーマは「継承と進化」であるという。当然ながらセンチュリーには初搭載となる「Toyota Safety Sense」、「ブラインドスポットモニター」、「パーキングサポートアラート」が新採用となっている。

 センチュリーはエグゼクティブを乗せる事に特化した車である。従って、その主機能は、後席に乗るVIPが快適に寛げる、という事を最優先事項として組み上げられている。すなわち、V型8気筒5.0Lハイブリッドシステムによる静粛性と乗り心地の良さが売りとなっている。

 エクステリアデザインは、伝統と品格の上に華を感じさせ、また時代をリードする新しさを与えられている。それと同時に、見るものに「センチュリーだ」と一目でわかる、ショーファーカーに相応しいデザインとなっている。フロントセンターを飾る、工匠が1カ月半かけて手彫りした金型から造られる「鳳凰」のエンブレムは、センチュリーの象徴である。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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