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WHO、「ゲーミング障害」を疾患と認定 新国際疾病分類を公開
あるAnonymous Coward曰く、 WHOが18日国際疾病分類(ICD11)をリリースした。これは国際的な疾病の分類に使われるもので、1990年以来約30年ぶりの改訂になる。これはすでに公開されて見る事ができるようになっているが、その中にゲーミング障害(Gaming disorder)が追加された(厚生労働省のリリース、日本経済新聞)。
これは以前、このドラフト版に盛り込まれ、一部で反論が出るなど話題になっていたものだが、正式に盛り込まれたようだ。分類はaddictive disorder(嗜癖障害)とのこと。定義は、日常生活の他の行動に対して害が発生しても、ゲームを優先してしまう行動が起きて、生活に重大な影響がある状況が12か月以上続くもの、との事である。
このほかに、ICD11では、精神障害などが大幅に改訂されたほか、従来は精神障害の一部になっていた性同一性障害が「sexual health」に移され、免疫疾患や睡眠・覚醒障害が独立した項になるなど、非常に大きな改訂が行われている。内容以外にも、様々な疾患に対応できる様にコード体系を見直したほか、各種ツールなどに組み込んで使いやすいような形式で提供されており、ITを活用した医療などにも対応する形になっている。
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