福井県立大学、恐竜学部新設へ

2018年6月19日 19:58

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記事提供元:スラド

clay曰く、 福井県立大が、「恐竜学部」を新設するという(福井新聞)。

 福井県と福井県立大が6月15日に発表した次期中期目標・計画(2019〜2024年度)骨子案で言及されていたもの。福井県立大学は2013年に恐竜学研究所を開設しており、これを発展させて恐竜学部とするようだ。

 多くの男の子が一度はハマる恐竜。保育園や小学校で恐竜博士のあだ名を持つ同級生もいただろう。しかし、本当に古代生物学で博士になろうとすると、どの大学・学部に行けば良いか良く分からないケースも多いと思われる。今回の恐竜学部(正式名称は違うだろうけど)は、非常に明快で小さなお友達憧れの学部になりそう。

 ただ、大学側も認識しているようだが、卒業後の進路に関しては受け皿が少なさそうなのが問題のようだ(福井新聞の別記事)。

 ともかく恐竜博士、懐かしい響きである。

 福井県立大学は恐竜系の学部に加えて、「地域経済のリーダーを育てる」学部も設置する。

 福井県が今年高校2年生を対象に行った調査では、少なくない数の生徒が「県内に希望する学部・学科がない」という理由で県外への進学を希望していたことが分かったという。一方で県内の国立・私立大学は交付金や財政上の問題から定員増が難しい状況とのことで、これを踏まえて福井県立大学の改革に踏み切ったという。

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