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人材確保のヒントは「ワークライフバランス」か 学情が就職・転職活動調査
勤務地や残業などを気にする人が多い(写真:学情発表資料より)[写真拡大]
学情は5日、就職活動に関するWEB調査の結果を発表、就職・転職希望者の多くが入社先に「ワークライフバランス」を求めていることが分かった。
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調査期間は、3月1日から3月15日、回答者数は496件。全体の63.3%が職歴ありと回答し、うち、55.8%が25歳以上(30歳以上は14.0%)。職歴なしでは、62.1%が24歳以下で、30歳以上は6.6%だった。
■求人情報で見る点は?
求人情報で気になるポイントについて、職歴あり・なしともに多くが答えたのは「ワークライフバランス」に関わる内容だ。回答数の多い順に見ていくと、職歴ありは、「勤務地」が59.6%、「仕事内容」が52.5%、「残業の有無と休日数」が42.0%。
職歴なしでは、「勤務地」が65.9%、「仕事内容」が44.0%、「未経験や既卒でもエントリーできるか」が41.2%、そして「残業の有無と休日数」が39.0%となっている。職歴なしについてはやはり「未経験」という点を気にしているようだ。しかし、その他については職歴ありと被る点も多い。
なお企業規模・知名度については、職歴ありが2.5%、職歴なしが1.1%と回答。どんな企業かより、「自分がどこの地域でどんな内容の仕事をし、どのくらい休みや時間が確保できるのか」といったワークライフバランスに注目しているのだ。
■入社先の決定で重要視する点は?
続いて、入社先の決定で重要視する点を見てみる。
回答数が多い項目を見ると「残業の少なさ・休日の多さ」は、職歴あり・なしで49.7%・45.6%(以下、同じ順)。「勤務地が希望に合っているか」が45.9%・47.3%、「長く働けるかどうか」が44.3%・40.1%と、こちらでもワークライフバランスに関する点が上位に来ている。
■各社それぞれ人材獲得に工夫をこらしている
4日、日経ビジネスオンラインでは、「IT人材獲得」について取り上げていた。「IT人材」とある種の範囲内ではあるが、リモートワーク、物品の支給や副業、秘書、エンジニアごとに雇用条件を定めるなど、各社における様々な人材獲得の工夫を伝えている。
今回の調査結果で、若年層(30歳以上も含まれてはいるが)の多くが「ワークライフバランス」を重要視していると分かった。新規や中途での人材獲得、または人材の流出を防ぐ、と言った様々な面から、参考になるのではないだろうか。(記事:楽趣みくす・記事一覧を見る)
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