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スシローや元気寿司好調も、くら寿司が全店売上マイナス 回転寿司5月売上
回転寿司チェーン4社が5月の売上を発表し、スシローや元気寿司が好調を継続し、カッパ寿司も既存店売上が浮上した一方、くら寿司が約3年ぶりに全店売上高で前期比マイナスとなったことが分かった。
【前月は】くら・元気・スシローは増 かっぱは減 回転寿司チェーン4月売上
■元気寿司は客単価に続き客数も前期比プラス継続
1日、元気寿司が5月の月次売上推移を発表した。前年同月比で、既存店売上が101.2%、客数が100.1%、客単価が100.9%、総売上が107.6%(28億7,800万円)だった。
既存店の客単価が2017年1月から17カ月連続で前期比プラスが続いていたのに加えて、客数も18年3月から3カ月連続で前期比プラスとなったことで、既存店売上に安定感が出てきた。5月の出店と退店はともに1店で、店舗数は153店。
■くら寿司は3年ぶりの全店売上が前期比マイナス
2日、くらコーポレーションが5月の月次報告速報を発表した。前年同月比で、既存店売上高が95.8%、全店売上が99.3%(97億8,900万円)だった(客数、客単価は速報では未発表)。なお、曜日補正後の既存店売上高は98.0%になるとのこと。
全店売上が前期比マイナスとなるのは、2015年3月(99.1%)以来のこと。今期(2017年11月~18年10月)上半期累計は、既存店売上高が100.7%、全店売上が105.8%のため、5月における既存店・全店売上マイナスの大きさが伺える。
■かっぱ寿司は既存店売上が浮上
4日、カッパ・クリエイトが5月の月次売上を発表した。前年同月比で、既存店売上高が102.0%、客数が96.2%、客単価が104.6%、全店売上高が99.9%、客数が94.3%、客単価が106.0%だった。
既存店・全店ともに客数の伸び悩みが続くものの、客単価に引っ張られて売上が回復傾向を見せている。ただし、2017年5月の既存店売上高が前期比91.9%、全店売上高が前期比94.2%だったので、その反動で今年5月が良くなったと見ることもできそうだ。
■スシローは全店・既存店ともに好調継続
4日、スシローグローバルホールディングスが5月の月次情報を発表した。前年同月比で、既存店売上高が106.0%、客数が103.5%、客単価が102.4%、全店売上高が113.1%だった。既存店の客単価は2017年9月から9カ月連続、客数は18年3月から3カ月連続で前期比プラスが継続中。
前期から引きずられたような格好で、今期(2017年10月~18年9月)スタートの10月は既存店売上高が97.9%(全店売上高は105.2%)と前期割れで始まったものの、11月以降は7カ月連続で前期比プラスが続いている。前期累計は、既存店売上高が98.7%、全店売上高が106.1%だったので、今期の全店はもちろん、既存店も浮上しそうな勢いだ。(記事:県田勢・記事一覧を見る)
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