関連記事
富士急ハイランド、7月から入園料無料に
富士急ハイランド。(画像:富士急行発表資料より)[写真拡大]
富士急ハイランドの入園料が無料化されるという。運営企業の富士急行が、7月中旬からの施行を発表した。
富士急ハイランドは、富士山の北側の裾野、山梨県の富士吉田市と富士河口湖町にまたがる遊園地である。1961年に開業し、1964年から現在の名称になった。日本の遊園地の中では、絶叫マシンに力を入れた運営で知られている。中でも代表的なのは、2017年夏にオープンした、ド・ドドンパという名のジェットコースターである。直径39メートルの垂直ループは世界でも最大級の大きさだ。
現在の入園券は、大人(18才以上)・中高生(12才~17才)が1,500円、小人(3才~小学生)900円となっている。
入園以外にも各アトラクションの個別料金や、或いはその他各種チケットの種類は様々あるのだが、代表的なものとしてフリーパス(入園+アトラクション乗り放題)を挙げると、大人(18才以上)5,300円、中高生(12才~17才)が4,900円、小人(3才~小学生)4,100円となっている。差し当たっては入園料無料化が宣言されただけで、フリーパスの価格がどう変更されるかについてはまだアナウンスはない。
さて、富士急ハイランドの今後の方針であるが、富士急ハイランドを単なる遊園地としてだけではなく、新しい、地域一体型のアミューズメントパークに進化させていきたいのだという。
富士急ハイランドの立地は富士五湖一帯であるので、観光資産は多彩である。そこで、富士急ハイランドだけでなくもっとたくさんの人に「富士山エリア観光」そのものの素晴らしさを堪能してもらいたい、とのことである。
入園料が無料化すれば、一つのアトラクションだけを利用する、食事だけ利用する、土産物屋だけを見る、と言った新しい利用法も開けてくる。富士急ハイランドは、「富士山観光のハブ」となることを目指すと語っている。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
スポンサードリンク
関連キーワード