関連記事
豪ユニセフ、ブラウザ上で仮想通貨採掘し寄付するWebサイトを開設
UNICEF Australiaが「The Hopepage」という、Webブラウザ上で仮想通貨をマイニング(採掘)するJavaScriptを実行させ、その採掘結果を寄付できるサイトを公開した(The Verge、ギズモード・ジャパン)。
このサイトではCoinhiveが提供するJavaScriptベースのマイニングツールが導入されており、閲覧者がサイト上にある「START DONATING」をクリックすることで閲覧者の端末上で仮想通貨「Monero」が採掘が開始され、その結果がUNICEF Australiaに寄付される。なお、この処理は閲覧者の端末の計算リソースを使用するため、たとえば端末が発熱したり、バッテリーを大きく消費する可能性がある点には注意したい。
仮想通貨採掘による寄付は今年2月にUNICEF Franceもキャンペーンを行っていたが、こちらはPCに採掘ソフトウェアをインストールする必要があった(過去記事)。今回はWebブラウザのみで採掘できるため、各ユーザーが採掘できる量は少ないものの、多くの人が手軽に参加できるというメリットがある。寄付された資金は子供達を救うための水や療養食、ワクチンなどの提供に使われるとのこと。
なお、Moneroの採掘は海賊版配信サイトなどでも営利目的で利用されており、それが報じられた際に一部メディアが「北朝鮮が資金源として利用している可能性がある」と言及していた。
スラドのコメントを読む | ITセクション | インターネット | IT | お金
関連ストーリー:
仮想通貨の採掘業者、安い電力と寒冷な環境を求めノルウェーやスウェーデンに 2018年04月13日
漫画海賊版サイトで仮想通貨採掘スクリプトが見つかる、閲覧者の知らぬ間に端末で採掘が実行される 2018年04月02日
取引所に上場された直後の仮想通貨、投機よりも採掘のほうが高収益 2018年03月29日
フランスのUNICEF、仮想通貨採掘でシリアの子供たちへの支援資金を調達するキャンペーン「Game Chaingers」を開始 2018年02月04日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
関連キーワード