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世界の小売業ランキング2018、アマゾンが6位と躍進 日本ではイオンが12位
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デロイト トーマツ コンサルティングは7日、「世界の小売業ランキング2018」を発表した。今回の調査では、上位250社の総小売売上高合計は4兆4,100億ドル、平均小売売上高は176億ドル、11~16年度における小売売上高の年平均成長率は4.8%となった。
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250社のランキングのうちトップ5は昨年と変わらず、Walmartは20年以上連続で1位にランクイン。また前回、初めてトップ10入りを果たしたAmazon.comは順位を4つ上げ、6位と上昇している。日本企業でトップ250入りした企業数は32社で、前回の30社より2社増加。イオンが日本企業のうち、最上位の12位にランクインしている。
■世界小売企業ランキング上位10社(16年度の小売売上高)
1位 Walmart Inc.(米国)
2位 Costco Wholesale Corporation(米国)
3位 The Kroger Co.(米国)
4位 Schwarz Group(ドイツ)
5位 Walgreens Boots Alliance, Inc(米国)
6位 Amazon.com, Inc.(米国)
7位 The Home Depot, Inc.(米国)
8位 Aldi Group(ドイツ)
9位 Carrefour S.A.(フランス)
10位 CVS Health Corporation(米国)
■トップ100にランクインした日本企業(16年度の小売売上高)
12位 イオン
20位 セブン&アイ・ホールディングス
58位 ファーストリテイリング
66位 ヤマダ電機
83位 三越伊勢丹ホールディングス
18年の小売業のポイントとして以下を挙げている。
■宅配の能力もポイント
世界の小売企業はネットやリアルなど、どのチャネルにも柔軟に対応することにが可能になっている。特にeコマース(電子商取引)と「ラストワンマイル(宅配)」の能力が必要とされることから、そのための能力構築や買収、提携に踏み切る企業が増えているという。
■リアル店舗における独自性
世界の小売売上高の90%は現在においてもリアル店舗が占めているため、今後もリアル店舗は減退しないと考えられるとしている。
しかし、リアル店舗がネットと競合していくには、より優れた顧客体験が不可欠とされているため、ユニークで厳選された品ぞろえや、楽しい店内の雰囲気、そしてネットにはないコンシェルジュのようなサービスを意識した取り組みが必要とされているという。
■最新テクノロジー
現在、IoT、人工知能、拡張現実と仮想現実、ロボット技術など、急速なテクノロジーの進歩が小売業に大きな変革をもたらしている。これらの最新テクノロジーは、リアルとオンライン双方の小売企業がさらなる事業拡大と顧客との関係を向上させるのに活用できるツールとして存在感を高めているという。
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