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米FTCが違法な製品保証規定で警告の6社 情報公開請求にて判明
4月10日に米連邦取引委員会(FTC)が違法な製品保証規定について大手6社に警告したことを発表した際、具体的な社名は挙げられていなかったが、このたびMotherboardの情報公開請求により判明した(Motherboardの記事、The Vergeの記事)。
違法性が指摘されたのは保証規定に含まれる保証無効化の条項だ。FTCのプレスリリースで引用されていた条項が任天堂とSCEA、Hyundaiの保証規定に含まれることは確認できていたが、警告が送られたのはこれら3社に加えてASUSとHTC、Microsoftだった。
問題とされる条項は保証要件として純正部品・周辺機器の使用や分解禁止、認定業者での修理などを義務付けるものだ。こういった条項はマグナソン-モス保証法やFTC法に違反する。
警告文で引用された条項によると、違法となるのは以下のような保証要件だ。 ASUS 分解・修理は認定された者のみが行うこと
製品に貼られた保証シールを破損・改ざんしないこと
HTC 製品に貼られた保証シールを剥離・消去・汚損・改ざん、または読み取り不能な状態にしないこと
認められていない改造・接続・分解をしないこと
認定された部品を使い、認定された修理業者でのみ修理すること
Hyundai 純正部品のみを使用すること
Microsoft Microsoft以外の業者で修理しないこと
任天堂 任天堂が販売またはライセンスした周辺機器のみを使用すること
SCEA SCEAが販売またはライセンスした周辺機器のみを使用すること
製品に貼られた保証シールを改ざん・汚損・剥離しないこと FTCの警告文は4月9日付になっており、30日経過後に再度確認を行うとして各社に改善を求めているが、現在のところ各社Webサイトに掲載されている保証規定は以前のままのようだ。
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