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米中貿易摩擦とドル/円の円買いポジションの巻き戻し、継続する?しない?住信SBIネット銀行(三井智映子)
*17:44JST 米中貿易摩擦とドル/円の円買いポジションの巻き戻し、継続する?しない?住信SBIネット銀行(三井智映子)
皆さま、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。
先週は米中貿易戦争懸念が引き続き相場の重しとなりました。レポートでは『トランプ大統領のUSTRへの中国からの輸入品1,000億ドルを対象にした追加関税策の検討指示を嫌気、対中貿易摩擦への警戒感が一段と高まった』としており、先週末のNYダウは大幅反落となりました。
また、先週末には3月米雇用統計が発表となりましたが、非農業部門就業者数は前月比+10.3万人と予想を大きく下振れました。しかし前回の雇用統計がかなり良かったのでその反動と取られたようです。一方、失業率は4.1%と良い水準を継続しています。注目された平均時給は前月比+0.3%、前年同月比は+2.7%と予想と一致しました。レポートでは『雇用統計で就業者数が大幅減となる一方で、平均時給は予想を上回ったものの相場への影響は限定的となりました』と伝えています。
さて、今週の注目ポイントはどこなのでしょうか?
「ウィークリーレポート」では、『今週は、先週末の米3月雇用統計やパウエルFRB議長の講演に対する影響が注目されるほか、引き続き米中貿易問題を巡るヘッドラインや要人発言にも注意が必要です』と伝えています。
続けて為替に注目し、『今週発表される米3月消費者物価指数やFOMC議事要旨の公表を受けてFRBのインフレ見通しに変化が確認されることになれば、ドル/円の底堅さを確認することにつながるほか、円買いポジションの巻き戻しが急速に進む可能性もあるだけに1月後半から続いた円高局面の終焉が見えて来るかもしれません』と分析しています。
また、今週から米主要企業の決算発表が始まりますね。レポートでは、『米大手銀行をはじめとする米主要企業の1-3月期企業決算を受けたNY株式市場、税制改革の恩恵を背景に増収増益となれば「適温相場」再燃の可能性もあるだけにリスク回避志向の後退が進むのか注目されます』との見解を示しています。
その他にも今週は9日に国内で3月景気ウォッチャー調査が、11日に米3月消費者物価指数などの発表がます予定されています。しっかりチェックしてまいりましょう。
上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコマーケットレポーター 三井智映子《DM》
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