関連記事
米農務省、遺伝子編集技術について規制しない方針示す
記事提供元:スラド
taraiok 曰く、 米国農務省(USDA)は3月28日、ゲノム編集技術「CRISPR」を使った遺伝子改変植物の規制を行うことはないと声明を出した(FASTCOMPANY、MIT Technology Review、米国農務省、slashdot)。
これによると、CRISPRのような技術は、従来の品種改良のショートカットに過ぎず、農家に必要な品種をもたらす期間を数年から数十年圧縮できる可能性を持つとしている。
オバマ政権下では、USDAは遺伝子改変植物の安全性確保のために規制する計画を持っていた。しかし、トランプ政権下ではそれらの規則は廃止する方向にある。米国の規制当局は、遺伝子改変植物にバラ色の未来を見て、生産を自由化する考えなのかもしれない。しかし、EUの規制当局は遺伝子改変植物については否定的だ。この動きは世界貿易に影響を与える可能性がある。
スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | バイオテック
関連ストーリー:
欧米のルールに阻害されない中国、遺伝子編集技術で先行 2018年01月27日
米国でも遺伝子編集技術「CRISPR」を用いたがん治療臨床試験の準備が整う 2018年01月24日
遺伝子組み替え大豆ならぬ「遺伝子編集大豆」の作製に成功 2017年10月17日
米国で人間の遺伝子を改変する臨床試験が認可される 2016年06月29日
遺伝子組み換え作物ではない遺伝子「編集」作物は米国では規制対象外 2016年04月20日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク