関連記事
脂肪の蓄積をコントロールするタンパク質が特定
記事提供元:スラド
豪Monash Universityの研究者らが、脂肪の蓄積をコントロールするタンパク質を特定したと発表した(Cell Reports掲載論文、ScienceDaily、Business Insider)。
このタンパク質は「carnitine acetyltransferase(Crat)」と呼ばれており、「飢餓状態」や急激な体重減の際などに働き、体を脂肪を蓄えるようなモードに切り替えるという。これを利用することで、肥満やメタボリック症候群などの患者に対する治療が行える可能性がある。
研究によると、遺伝子操作でこのタンパク質が働かないようにしたマウスを断食状態にして実験を行った。通常、断食後はエネルギーを脂肪として蓄えやすくなる傾向があるが、このマウスは断食後も体に脂肪を蓄えにくく、脂肪をより速く消費することが確認できたという。
スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | バイオテック | サイエンス
関連ストーリー:
アスパルテームには肥満化作用がある? 2016年12月01日
飽和脂肪酸の摂取量を増やしても血中濃度は上昇しないとの実験結果 2014年11月24日
「タンパク質の風味」がする加工食品、肥満の原因として指摘される 2014年04月30日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク