関連記事
日産、2017年のグローバル販売は過去最高 23万台増の207万台に
コンパクトSUVの新型「キックス」は、メキシコ、中南米、中国で2017年に販売され、販売台数が10万9000台を記録。「キックス」は今年、米国およびカナダでも発売される予定[写真拡大]
日産自動車は、2017年世界販売台数のなかで、クロスオーバーSUVに属するとされるセグメントのクルマが23万台近く増加し、前年比12%増の207万台となり、過去最高の販売となったと発表した。
【こちらも】2018年1月の国内登録車販売首位は日産「ノート」
これは新型コンパクトクロスオーバー「キックス」や「ローグ」、「エクストレイル」「キャシュカイ」、大型SUVの新型「アルマーダ」やコンパクトラグジュアリークロスオーバーのインフィニティ「QX30」の好調な販売が牽引した結果だという。地域別では、北米および中国で16%、中南米で94%、それぞれ増加した。
新型「キックス」は、メキシコ、中南米、中国で初めて年間を通じて販売されたことで、グローバルでの販売台数が10万9000台を記録。「キックス」は今年、米国およびカナダでも発売される予定で、日産のクロスオーバー販売をこれまで以上に加速させるだろうとしている。
プラットフォームを共有するSUV「ローグ」「エクストレイル」「キャシュカイ」は、2017年にグローバルで前年比10%増138万8000台を販売し、このプラットフォームが最も販売台数の多い日産プラットフォームとなった。
また、米国でフルサイズSUV新型「アルマーダ」が発売され、中東で「パトロール」の好調な販売が続いていることで、このプラットフォームの販売はグローバルで79%増加し8万台となった。大型のフレーム構造を持ったSUVが、未だに世界中の顧客に高く支持されていることを証明している。
インフィニティでは、2017年にコンパクトラグジュアリークロスオーバー「QX30」が年間を通じて販売され、その販売台数は前年比97%増の3万2000台となり、大型SUV「QX80」は引き続き勢いを維持し、グローバルで2万1000台を販売した。
今年3月には、インフィニティの中型クロスオーバー「QX50」が発売される予定。「QX50」は、新しいプラットフォームをベースに、斬新なインテリアとエクステリアデザインで東上する。また、QX50」は、業界初の可変圧縮比エンジン「VCターボ」と先進的な準自動運転機能を搭載する。世界で最も成長しているセグメントのモデル「プレミアム中型クロスオーバー」は、過去5年間において中国で4倍、米国で2倍以上に成長している分野で、今後も大きな成長が見込めるとしている。
インフィニティのラグジュアリー中型クロスオーバー新型「QX50」の発売、インドネシアでのダットサン「CROSS」の販売開始により、その勢いは加速する。(編集担当:吉田恒)
■関連記事
・トヨタ、「無闇に規模拡大を狙わず」世界3位も、過去最高純利は世界一
・日産、カスタマイズ・オートショー「大阪オートメッセ2018」出展概要
・日産の中国合弁会社、東風汽車有限公司が1兆円投資の新中期計画発表
・熊本の産学官共同プロジェクトで誕生したEVバスに、日産技術協力
・日産、デトロイトショーで次世代SUVコンセプト「Xmotion」を世界初公開
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク