ゼロからわかる先物・オプション取引入門(7)現物が動かせなくてもどかしい時は(三井智映子)

2018年1月25日 18:40

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記事提供元:フィスコ


*18:40JST ゼロからわかる先物・オプション取引入門(7)現物が動かせなくてもどかしい時は(三井智映子)
皆様、こんにちは。フィスコマーケットレポーターの三井智映子です。今回は、「現物が動かせなくてもどかしい時」でも、225先物なら動かせる!という、225先物のメリットについてお伝えします。

○日経平均に影響の大きな銘柄がある?

日経平均株価とは、日本経済新聞社が選定した日本を代表する225銘柄の株価をもとに算出されています。ただ、各企業の株価を単純に平均しているわけではなく、特殊な修正が加えられています。そのため、影響力の大きな銘柄とそうでない銘柄に差があります。株価が高い銘柄(=値がさ株)のほか、みなし額面により、日経平均株価に与える影響が大きいのです。


○ソフトバンクGやユニクロの決算結果を見て、225先物による先取り取引を

日経平均寄与度上位銘柄(みなし株価の高い銘柄)、つまり日経平均株価への影響力の大きい企業のベスト3はユニクロのファーストリテイリング<9983>、ロボットで高い世界シェアを誇るファナック<6954>、戌年で2018年はCMも絶好調のソフトバンクグループ<9984>です。この3社は日経平均株価への影響力の高さから御三家とも呼ばれています。

午後3時を過ぎてからこの3銘柄が決算やニュースなどをリリースし、「これは買材料だ!」と思っても、個別銘柄は午後3時を過ぎてしまうと買えませんよね。ですが、日経225先物では翌日の取引の前に先取りして売買をすることが可能です。裏を返せば日経225先物取引ではこの3銘柄の需給動向をいち早くキャッチすることで利益に繋げることも不可能ではないのでしょうか。


○夜間も取引できる

日経225先物取引の取引時間は、日中立会が8:45~15:15と、個別株に比べて前後が15分ずつ長いのもメリットです。そして2011年7月からは夜間立会の取引が開始され、16:30~翌5:30の欧米市場が動いている時間帯でも取引ができるようになり、機会損失が格段に少なくなりました!海外市場の動向を見ながら取引をすることが可能です。


○先物・オプションへの投資はオンライン取引がお得

連載も7回目となりましたが、少しは先物・オプションの取引に興味を持っていただけたでしょうか。なお、先物・オプション取引を行うには、証券会社に口座を開設する必要があります。お得に取引をしたい方にはオンライン取引のできる証券会社をおススメします。オンライン取引は、PCやスマホから誰でもカンタンに取引することができ、手数料が安いのが特徴です。その中でも、価格.comによる証券会社別の日経225先物手数料比較ランキング(2017年11月時点)を見てみると、第1位は日産証券、第2位はライブスター証券、第3位はカブドットコム証券となっています。オンライン証券会社選びの参考にしてみてください。


「ゼロからわかる先物・オプション取引入門」は、三井智映子の見解でコメントしています。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子《DM》

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