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小田急、オープン型宅配ボックスを新たに16駅で設置 江ノ島・多摩線にも
小田急電鉄は、11月28日より、新たに16駅に「オープン型宅配ボックス」(PUDOステーション)を開設する。
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PUDOステーションとは、Packcity Japan(パックシティジャパン)が提供するオープン型の宅配便ロッカーとなり、同社と提携している宅配会社が利用できる。荷物を受け取るにはパスワードを入力するだけの簡単操作で済む。ロッカーにはPUDO(プドーステーション)のロゴが入っているので、一目瞭然だ。
小田急はこれまで、小田急小田原線の9駅に同システムを導入してきた。また、導入当初はヤマト運輸のクロネコヤマトメンバーズ会員を対象に、自宅で荷物を受け取れなかった場合の再配達先として機能してきた。
現在では、佐川急便やDHLジャパンの荷物を扱うほか、ファッションサイトZOZO TOWN(ゾゾタウン)の配達先に指定できるようになるなど事業の拡大を見せている。
こうした現状を踏まえる一方、国土交通省の「宅配の再配達の削減に向けた受取方法の多様化の促進等に関する検討会」の報告にある再配達の削減方法のひとつとして、鉄道駅の活用を促されていることから設置に踏み切った。また他方で鉄道の利便性を高めるという意味からもよい策だと言えよう。
現在稼働中の駅では特段問題が発生しなかったこともあり、一挙に新規16駅への設置が決まった。小田原線では11月28日に町田駅に設置するのを皮切りに、相模大野駅・海老名駅など、急行・準急電車が停車し、多くの利用者がいる駅から順次設置する予定。さらに12月初旬には江ノ島線・多摩線でそれぞれ4駅ずつに設置駅を拡大する。
利用可能時間は一部を除き、初電から終電の運転時間内での運用を目指す。16駅への新規設置で設置される宅配ボックスは78個だ。駅で受取り自宅へ持ち帰ることがより容易に可能となり、宅配業者・受け取り側ともに利便性が向上しそうだ。(記事:M_imai・記事一覧を見る)
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