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【マツダ・ロードスター「RED TOP」特別仕様車】見るからに意気な、渋くて赤いやつ!
マツダは11月10日、ロードスターをマイナーチェンジするとともに、特別仕様車「RED TOP」を登場させた。渋い赤のソフトトップの特別仕様車で、2018年3月31日までの受注期間限定車。こうした限定品を登場させるのは、商品寿命としては限界が近づいている証でもある。しかし、モデルチェンジ後、ある程度の期間が過ぎて、商品として開発が尽くされ、品質も安定していることも確かで「お買い時」であることも確かだ。リアコンソールボックス内の遮音マット追加などを見ると、細部まで行き渡った開発がなされていると感じられる。
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渋い赤の「ダークチェリー」は、見事にマツダ・ロードスターの地位を現しているとも言える。リアサスペンションと電動パワーステアリングの制御を調整など、細部にわたっていよいよ充実してきたと考えられる。この充実度を表す意味でも「RED TOP」を選んでおきたい。将来に渡って希少価値が出るものと思われる。
マツダ・ロードスターは初代が発表されたとき、シンプルで軽快な「ライトウエイトスポーツ」を本家イギリスをさしおいて、復活させ注目を浴びた。改造も容易で「走り屋」にも好評だったが、紳士が休日にワインディングを飛ばす「意気な」車でもあった。
特別仕様車「RED TOP」は、ダークチェリーのソフトトップに、内装も赤褐色に合わせ、ドアミラーも特別にボディー色で塗られる。16インチホイールが組み合わされるが、少々残念なのがブレーキ径だ。ホイールが大きくなって、ディスクブレーキの容量が大きくなり高性能に適合させることが良いのだが、そこはコストとの兼ね合いで標準車と同じのままであるようだ。
チューニングは、まず軽量化、次にブレーキなど足回りの強化、そしてエンジンの高出力化となるのが手順だ。現在は、オーディオなどの豪華装備が先行し、それを補う様にエンジンの高出力化が進められる。足回りでは車高を下げ、タイヤを扁平化するのだがブレーキの強化をおろそかにしがちだ。転がり抵抗の増大に見合ったブレーキの強化が必要だ。
マツダ・ロードスターの「ライトウエイトスポーツ」のジャンルでは、何よりも軽快なフットワークが中心だ。そしてイギリス紳士の装いで、うす曇りの田園風景の中を走り抜ける姿が「カッコ良い」のだ。今度の特別仕様車「RED TOP」には、そんなシーンを思い描かされる。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
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