Windows 10、Insider PreviewにシステムロケールをUTF-8とするオプション追加

2017年11月15日 08:22

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 Windows Experience Blogの告知などでは一切言及されていないようだが、Windows 10 Redstone 4のInsider Previewでは、システムロケールの変更を行うダイアログに「ベータ:ワールドワイド言語サポートでUnicode UTF-8を使用」(英語では'Beta: Use Unicode UTF-8 for worldwide language support')というチェックボックスが追加されている。手もとにスナップショットが残っていた最古のRS4ビルド(17004)ですでに存在していたので、正確にいつ追加されたのかは不明。

 このチェックボックスをチェックして再起動すると、Build 17035時点では以下のような動作が確認できた。

  圧縮 (zip形式) フォルダーにファイル名がUTF-8で保存されるようになった。これに伴い、シフトJISに含まれない文字を使ったファイル名も普通に保存できるようになった。 
 コマンドプロンプトのコードページが既定で65001(UTF-8)になった。このときのWindows標準コマンドのメッセージは英語になる。 
 メモ帳のテキストエンコーディングがUTF-8になった。なお「ANSI」を選んでもUTF-8で保存されるので、シフトJISでの保存はできなくなる模様。 
 GetACP()の戻り値も65001になる。WideCharToMultiByteなどでCP_ACPを指定したときも、UTF-8に変換される。 まあどうせ(シンボリックリンクや長いパスサポートみたいに)互換性に問題が出まくって正式版ではマニフェストか何かでオプトインが必要になるのだろうが、現状は控えめに言って最高である。

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