ジョブズがiPod水に浸し技術者叱責した話はデマ、本当はソニーが元ネタか

2017年10月27日 13:10

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 Appleの共同創業者スティーブ・ジョブズが、iPhoneの試作機を水没させて「泡が出るということはまだ隙間がある」と技術者に言ったという「逸話」があるそうだ。しかし、これは実はデマで、元々はソニーの技術者の話だったという(「ネットロアをめぐる冒険」ブログ)。

 このブログによると、この話を最初に確認できるのは海外のAtlanticというサイトだったそうだが、そこでは真偽のほどは分からない話として掲載されていたそうだ。また、このブログの著者がiPodの開発者に質問をしたところ、「Fake」「It's a story from Sony Not Apple」という返事があったとのこと。そこから日本国内の文献を調べたところ、元ソニー副社長の高篠静雄氏がハンディカム(小型ビデオカメラ)の開発現場で「隙間がない」という開発者に対してこの発言をしたということが確認できたそうだ(該当の記事)。

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