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AIによる採用面接サービス「SHaiN」、アプリ提供開始
左:アプリ起動画面、右:面接中の画面。(画像:タレントアンドアセスメント発表資料より)[写真拡大]
今度は、「人事面接」を行うAIの登場だ。タレントアンドアセスメントのAI(人工知能)による面接サービス「SHaiN」のiOS版アプリが、25日提供開始となった。
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ここ最近、AIという言葉を聞かない日はないのではないかとさえ思う。将棋の名人がついにAIの前に屈し、世界最強の囲碁棋士がAIに敗れ、そしてそのAIさえもが、3日間の学習を行なっただけの最新囲碁AIの前に完敗を喫したという報を聞いたばかりだ。
「AIは人間の仕事を奪うのではないか」という議論も盛んである。結論はこの場では出しようがないが、いずれにせよ、今度は、採用面接を人間に代わって行うAIが登場、というわけだ。
「SHaiN」は、独自開発の採用メソッドをもとに、企業が求める人物像や採用基準に則し、AIが情報端末上から、「面接」を行うサービスである。ごく基本的な利点を挙げると、面接会場まで行くという必要がなく、したがって他社の面接とのスケジュールのバッティングを起こす心配もない。
タレントアンドアセスメントは、主に2つのメリットをアピールしている。まず、コストとマンパワーの削減である。従来の一次面接の労力をAIに代替させることで、「人間にしかできない部分」に時間や労力を割り振り、結果として採用活動そのものの質と量を向上することができる、という。
また、採用基準が統一化される。面接官の外見や態度が面接者に影響を及ぼすことがなく、また、面接官の個人的な印象や経験則などが介在する余地はなくなる。
現時点では、iOS版のみで、Android版は今後対応予定であるという。価格は診断結果1件につき1万円を標準とする(諸条件により変動あり)。利用を希望する企業には、問い合わせフォームが用意されている。
利用者は、App Storeからアプリケーションをインストールし、案内メールの本人認証用URLをタップ、そうすると面接が開始される。面接結果は、応募先企業から直接通知されるという形である。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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