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最安旅行シーズンはいつ?沖縄は11月 北海道は3・6月 阪急交通社が調査
旅行シーズンという言葉があるように、旅行代金は年間で高い月もあれば安い月もある。実際シーズンによってどれくらい旅行代金に差があるのか?阪急交通社は、2016年4月~2017年3月の1年間におけるツアー(交通機関と宿泊がセットになったフリープラン)の旅行代金推移を、月別、発着地別に調査している。
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まずは関東発、沖縄旅行の代金動向を紹介。8月は夏休みシーズンで現地でのイベントも多く、需要が非常に高い月でもある。9月、10月と比較的なだらかに安くなり、大型連休がなく、気温も下がってビーチ営業がなくなってくる11月は料金が最も下がる傾向にある。8月に比べ11月は7割近く安い。またゴールデンウィークと夏休みに挟まれた6月も非常に安い傾向にある。金額は若干異なるが、関西発でも同じく8月が高く、11月が安いという結果となった。
続いては、関西発、北海道の旅行代金推移を紹介。北海道ならではの冬景色やスキー・スノーボードなどのイベントも楽しめる12月、1月は年末年始を中心に旅行需要が高く、旅行代金が最も高くなっている。最安月は6月で、ピークに比べ6割安くなっていた。一方、関東発の場合は、一番高いのが7月、一番安いのが3月で若干のズレがあった。
関東から大阪・関西から東京の旅行代金も調べている。関東から大阪では年間でみると8月が最も高く、関西から東京への旅行代金は12月が一番高くなっている。8月はお盆期間で、12月はやはり年末年始のため旅行代金が高くなっているようだ。それぞれ旅行代金が安いのはいずれの場合も同じで、6月だった。
今回の調査は、関東、関西それぞれを出発地、北海道、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、沖縄の7地域を目的地とする、3日間のフリープラン(2×7の合計14パターン)から、各月一番高かった旅行代金を元に算出。4名参加での大人1名あたりの旅行代金を元にしている。また阪急交通社によると、料金の変動は様々な要素が影響し、今後も同様の結果となるとは限らないとのことだ。
うすうすは分かっていたが、地域の見どころや季節、イベントによって旅行代金の変動が一目瞭然の結果となった。沖縄は11月、北海道は3月か6月が最も安い料金となる傾向がある。まとめると、国内旅行は「2月」「6月」「11月」が狙い目の時期だ。(記事:久保圭大郎・記事一覧を見る)
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