【医学古今】秋の美容薬膳

2017年10月6日 09:43

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記事提供元:フィスコ


*09:43JST 【医学古今】秋の美容薬膳
 秋が深まるにつれて、皮膚や粘膜が乾燥しやすくなります。特に肺臓の機能が弱い人にはこのような症状が現れやすいものです。乾燥を予防するには、この「秋の美容薬膳」がお薦めです。


 材料:玉竹(ぎょくちく)10グラム、棗(なつめ)15グラム、梨100グラム


 作り方:600ccの水に材料を全て入れ、弱火で20分間ほど煮れば出来上がりです。


 玉竹(ぎょくちく)は上品薬(養生に使うもの)として『神農本草経』に記載されている生薬で、滋養、強壮、強精、老化防止、美肌などがその効果として挙げられます。棗(なつめ)には気力を補い、精神を安定させ、美肌を保つなどの効果があります。梨は秋の果物で、肺を潤わせ、皮膚や粘膜の乾燥を防ぎます。朝と晩、一日二回に分けて飲むと良いでしょう。


 毎日続けて服用すると、秋におこりやすい皮膚トラブルを予防できます。


 玉竹と棗は漢方生薬を扱う薬局や通販で購入できます。写真は私が最近作ったもので、非常に美味しくいただきました。

(医学博士・中医師 甄立学)

【ニュース提供・大紀元】《HT》

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