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17カ国で調査、世界で共通する健康維持法とは?
ドイツのニュールンベルグに本拠を置く市場調査会社「GfK」は15歳以上の17カ国23,000名のインターネットユーザーに対し、健康維持方法についての調査を実施した。
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身体の健康を保つために日常的にどのようなことを行っているか?と質問すると、最も多かった回答が「十分な睡眠をとる」「健康的な(栄養のある)食事をする」(それぞれ65%)、「運動をする」(64%)、「家族や友達、ペットと過ごす」(62%)が上位4項目となった。睡眠と食事、そして家族との時間を大切にする考え方は万国共通のようだ。
2014年に行った同様の調査結果と比較すると、「睡眠を十分にとる」の割合に変化はなかったが、「健康的な食事をする」は7%ポイント、「運動をする」は5%ポイント、「家族や友達、ペットと共に過ごす」は6%ポイント上昇。また、「テクノロジー機器の使用を控える」や「特定の食事制限を行う」も10%ポイント以上上昇するなど、その他の項目でも違いが見られた。「クオリティ・タイム(他人と過ご良質な時間)」という考えや、スマホの見すぎ、砂糖や塩分の摂りすぎなどにも注意する動きが、世界的に深まっていることが見える結果となった。
日本の健康維持状況は、「十分な睡眠をとる」(63%)、 「運動をする」(49%)、 「健康的な(栄養のある)食事をする」(46%)、 「家族や友達、ペットと過ごす」(44%)となった。 2014年の調査と比べると、すべての調査項目で実施者の割合が上昇。特に「健康的な(栄養のある)食事をする」は17%ポイント上昇しており、食生活面での意識が高まっているようだ。
今回調査が行われた世界17カ国の内訳は、 アルゼンチン、オーストラリア、 ベルギー、ブラジル、 カナダ、中国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、メキシコ、オランダ、ロシア、韓国、スペイン、イギリス、アメリカ合衆国となっている。
現代社会は高齢化社会を迎えており、老後の生き方もしっかり考えなくてはいけない時代となった。厚生労働省から今年7月に発表された「2016年簡易生命表」によると、日本人の平均寿命は男性80.98年、女性87.14年と、いずれも過去最高を更新。一方、健康寿命は男性が71.19年、女性が74.21年だった(2013年時点)。平均寿命と健康寿命の差をいかになくすかが快適な老後を過ごすポイントとなる。だからこそ、若い頃の健康管理はおろそかにできないのだ。(記事:久保圭大郎・記事一覧を見る)
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