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仮想通貨採掘スクリプト埋め込み実験のThe Pirate Bay その収入は?
headless曰く、 The Pirate Bay(TPB)は先日、仮想通貨採掘スクリプトをWebページに埋め込む実験を実施しているが、継続的に行う場合の収入はどの程度になるか、TorrentFreakが試算している。
TPBが使用したのは仮想通貨「Monero(XMR)」を採掘するCoinhiveのスクリプトだ。TorrentFreakの記事作成時点で、支払われるMoneroは100万(1M)ハッシュ当たり0.00015XMRだったという。CoinhiveのWebサイトによれば、採掘スクリプトはネイティブの採掘プログラムの65%程度のパフォーマンスとのことで、デスクトップ版のCore i7で1秒当たり90ハッシュ(90 h/s)と説明されている。TorrentFreakがCoinhiveに問い合わせたところ、ミッドレンジのノートPCで30 h/sとの回答を得たそうだ。TPBの訪問件数についてはSimilarWebのデータを用い、月間約3億1,500万件(315M件)。訪問1回あたりの滞在時間は平均5分としている。
これらのデータから1か月に生成できるハッシュは、30ハッシュ×300秒×315M件で2,835,000Mハッシュとなる。ただし、TPBでは適切なCPU使用率を20~30%としており、30%の場合で850,500Mハッシュまで減少する。1Mハッシュ当たり0.00015XMRが支払われるとすれば、TPBの1か月の収入は約127.5XMR。試算時のレートではおよそ12,000ドルになったとのこと。Adblock Plusが説明するような方法で採掘スクリプトをブロックする人もいるため、実際の収入はさらに少なくなるとみられる。仮想通貨採掘スクリプトはWeb広告に代わる存在になりえるのだろうか。
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